X.振藍


あたしが洗濯門を干し始めた頃よりも、旅館の裏に降り注ぐ日はだいぶ高くなった。木々や建物の影も短くなり、 地面に重なって横たわっているあたしと遙くんに軟らかい光を投げかけている。 「あ……はぁ……はぁ……」 そんな静かな日溜りの中で、あたしの苦しげな息の音だけが響いている。 あたしの剥き出しになっている胸の上では、急に気を失って倒れこんできた遙くんがスウスウと寝息を立てている。 それはそんなに苦しくは無いんだけど―― ……やだ……まだ脈打ってる…… 大きくM字に開かれたあたしの太股の真ん中――つまりはあたしのおマ○コの中――には遙くんのおチ○チンが まだ入ったまんまなの……そっちの方が苦しい…… 持ち主が眠ったせいで、さっきまでの鉄のような硬さは失われつつあるけれど、大きさはそれほど縮まないから 下半身を押し上げる圧迫感はなかなか解消されない。 それにあたしも何度もイかされて……このおっきなおチ○チンで突かれまくってイかされまくって…… きゅ…… 「ふぁ……」 あたしの口から苦しそうな声が少しだけ漏れる。こんなにイっても、まだ感じちゃうなんて……あたしのH。 ちょっと自己嫌悪。 さっきまでの事を思い出して無意識のおマ○コを締めつけちゃったから……お腹が膨らむくらいに子宮の中に 溜まっている精液が……さっきからあたしの中で出口を求めて暴れてるの…… あたしのお腹のなかで未だにおっきなままのおチ○チンと、ポッコリと膨らませるぐらいに子宮の中に注ぎ 込まれたドロドロのザー○ンのせいで、あたしはなかなか呼吸もできずに地面に横たわっているだけだった。 なんにしても遙くんを退かして、早く仕事に戻らないと…… 「遙くん……ちょっとごめんね……」 片手をあたしと遙くんが深々とつながっている所に動かないようにと持っていって、頭をもう片方の手で抱いて、 肩で身体を押しのけながら…… 「よい…しょっと……」 あたしと遙くんは柔らかい地面の上でクルッと上下を入れ替えた。 「んっ……!」 もう……この暴れん棒は…… あたしが上になったせいで密着が増して、アソコの中で挿入の角度が変わった途端におチ○チンがピクンと 反応して、ゆっくりと強暴な鎌首をもたげ始めてくる。 ダ…ダメよ……これ以上は……もう…… もう少しだけ味わっていたいという甘い欲望を必死に振り払って、アソコに咥えこんでいる遙くんの大きな おチ○チンを腰を浮かせて引き抜きはじめる。 ずっ……ずりゅ…… 「んっ……あぁ……」 おチ○チンをゆっくりと引きぬいて行く度に……まだまだ大きなくびれが敏感な所に引っかかって……自然と 口から淡い喘ぎ声が漏れていく…… んん……あ…あとちょっと……んクっ! あたしは覚悟を決めると、唇を引き結んで一気に足を引き伸ばす! ぎゅぽっ 「あんっ!……は…はぁ………」 それまであたしの中を思いっきり占領していたモノが敏感な入り口の部分から大きな音を立てて引きぬかれると、 あたしは圧迫からの開放感からか、引き抜くだけでも感じちゃった快感からか、ぷるんと揺れて上半身の方に 倒れていったおチ○チンの上にへなへなと腰から崩れ落ちていった。 ごぽっ…ごぽぽっ…ごぱっ…ごぷっ…… 「やだ……溢れてくる……んんっ……とまんない……」 遙くんの勢いを無くした巨根の上に、ぽっかりと穴の開いたあたしの股間から精液と愛液の混じった熱い液体が とめどめと無く零れ落ちてきた。 「あぁ……止まって…止まってぇ……んんっ……」 必死に止めようとお尻に力を入れるあたしの努力も空しく、汚れない様に持ち上げたスカートの向こうで見る見る うちにやらしい汁が遙くんの下半身をベチョベチョにして地面の上へと流れ落ちていく。 うう……遙くん、ごめん……でも半分は遙くんが出したものだし…… 結局、子宮の脈動が収まるまであたしは遙くんの上から退く事ができなかった。 うわぁ……こんなに入ってたんだ……遙くんってば出しすぎ……4回目までは覚えてるんだけど…… 下を見下ろすと、前に大きく突き出したあたしのおっぱいの向こうで、捲くれ上がった服から覗くおなかの方に までドロッとした液体が流れていて、小さくて可愛いおへそに白い水溜りを作っていた。 ちょっとへこんだ白い肌に白くにごった液体が跡を作っていて……遙くんの息もなんだか苦しげで…… 「……それよりも早く仕事に戻らないと、うん」 あたしは自分の考えを口に出して、次の行動を決めた。だって、このままじゃ遙くん襲っちゃいそうだし……ははは…… 心に浮かんだ想像を乾いた笑いで打ち払って、あたしは腰を上げ……上げ…… 「あれ?」 足に力を入れても腰が上がらない……というか、腰が抜けてる。 さっきまでのエッチのせいか、だるいと言うかなんと言うか、あたしの腰から下に力が入らなくて立つ事ができない。 なんとか動こうとしても身体が揺れる程度で、そのたびに割れ目と遙くんのおチ○チンが擦れあって、さっき あたしの中からこぼれ出したエッチ汁がクチュクチュと卑猥な音を立てている。 「や…やだ……こんな……また感じちゃう……仕事もあるのに……あ…ど…どうしよ……ふぁ……」 気があせって無理やり身体を動かそうとすると、ベチョベチョの花弁に挟まれた肉茎がアソコと擦れて…… 「はぁ…くぅ……こ…こんな事……してる場合じゃ…あっ……な…無いのに……くぁ!……」 おマ○コの唇は勢いを無くしつつあるペ○スに吸いついて、ヒダがネットリと絡み付き、内側からジンワリと あふれてきた粘り気のある粘液を潤滑液代わりにその茎の上を前後に滑るように動いていった。 くちゅ…ちゅぷ…くちゅ…くちゅ…じゅぷ…… 先にこぼれた乳白液を押しのけて、遙くんの腰の上であたしの身体が前後に、ペ○スの根元から、裏筋にクリが当たる まで、ゆっくりと揺れ動いた。 「あん!…クリが……気持ちいい……んっ…こ…擦れて……はぁ……」 あたしはいつの間にやら当初の目的も忘れて、遙くんの薄い胸に手を乗せて、ベトベトな体液に覆われた おチ○チンに充血して膨らんだ小豆を擦りつけて、際限なく快感をむさぼっていく。 「ん、は、はぁ、んん、いい、いいの、はん、はぁ、はぁ、すごい、すごいの、擦るだけで、いいの、はぁ!」 「ん……あ……はぁ……はぁ……」 徐々にテンポの良くなってきたあたしの動きに合わせて、眠ったまま息を少しずつ荒くしていた遙くんのおチ○チンも おマ○コの花弁に根元から裏筋近くまでしごかれて、その鎌首をゆっくりと持ち上げ始めていた。 最初は前後に動かしていた腰も、遙くんのおチ○チンが起きあがってくる角度に合わせて、ひねりを少し加えながら、 少し斜め上へと昇るように動きを変えていた。 「い…入れてないのに…すご……遙くん…凄いの……」 だんだんと動きが速く、小刻みになっていく。さっきあれほど力の入らなかった膣もクリ○リスを擦りつけるたびに 収縮を繰り返し、入り口がペ○スに食らいついている。 「あ……あふぁ……、くぁ!んん!………!」 腰が自然とくねり、クリ○リスをペ○スで前後左右にこねくり回す。おマ○コも膣口から子宮の奥まで収縮が激しく なり、押し出された愛液があたしの太股をベチョベチョに濡らしていく。 「あっ……や、……あぁ!…………ううっ!」 あ…あたし……もう……イ…イく……イ、イく! ぞくぞくと背中を駆け上ってくる快感にあたしは鼻にかかったような声をあげながら、すっかり充血したペ○スに おマ○コをより強く押しつけて、遙くんの小さな身体の上でリズミカルに前後運動を繰り返した。 「あ……あっ…あ…ああっ!…あっ!」 腰を一度ジュリッと擦りつけるたびに頭の中から理性が薄れていく。激しく頭を振り、揺れる胸から汗を飛び散らせ、 大きく腰をくねらせて剥き出しのクリ○リスを何度も何度も擦りつけていく。 おマ○コとペ○スの隙間からはまるで射精しているかの様に本気汁が飛び散り、何度も擦りつけられたクリ○リスも 真っ赤になって汁にまみれている。 そんな中で、あたしは虚ろな目を見開いて、身体を細かく痙攣させていた。 じゅぷ、じゅぷ、ちゅぷ、じゅぷ、じゅぷ 「あっ、あっ、あっ、あっ……だめ、だ、…き…きちゃう…あたし、イ、イっちゃ……んっんっ!!」 遙くんの服を強く握り締めて、腕の間から胸を突き出すように背が限界まで大きく反り返る!最後に働いたわずかな 理性で噛み締めた唇から、それでもわずかな叫び声をこぼれ、キツく閉じたまぶたの裏では真っ白なフラッシュが たかれて、涙がこぼれていく。 「んくぅ〜〜〜!!!……………は…はぁ……」 絶頂の波を終えて長い長い身体の硬直が抜けると、突っ張っていた腕がガクッと崩れて、あたしの身体は遙くんと 重なるように倒れこみ、そのままゴロンと転がって、地面の上に仰向けになった。 「はぁ……はぁ……はぁ……んクっ」 荒い息を押さえようと、口の中に溜まっていたネットリとした唾液を喉を鳴らして飲みこむ。 ………最初からこうしてれば良かった……… ようやく離れる事ができた遙くんの顔を横目に見ながら、そう思う。 ……でも…もう…ダメェ……… はっきり言って、もう目が回りそう。あれだけ激しく何度も犯された後に、残った体力で素股までしちゃうんだから…… うう…あたしのエッチ…… 身体を起こそうとしても既に動くだけの体力は無く、あたしは横になっているしかなかった。 ……できれば遙くんより早く起きて、誰かにこの格好を見られる前にシャワー室に言って…… などと未だにピンク色の頭で考えていると…… 「お楽しみは終わりましたか?」 いきなり聞こえてきた声に、もう一人この場にいた事をすっかり忘れていた事に気がついた………


Y.親愛へ
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